2007年パプアニューギニア・マヌスダイビング旅行記

パプアニューギニアのマヌスでダイビング; ピナクル

 今日の2本目は、ピナクル。
深場に珍しいハゼが居ると言うことで、俺っちとガイドさんの2人で深場探索に行くことになった。

円柱形の小さなリーフなので、他のお客さんは自由にリーフの周りを回ってのダイビングというスタイル。

潜降途中には、ニチリンダテハゼ発見。

 

 深場にはローランドダムゼルがいた。

 

 そして、目的の場所に到達。
ちょっとドロップオフがオーバーハングしてて窪んだところだった。
水深は45mぐらい。

目的の珍しいハゼは見つからず。
ただ、ここに写っている2匹のハゼも結構レアもの。

本にはベニハゼ属の一種としか記載されていなくて、日本未発見らしい。

この付近で深場の珍しい魚が居ないかと48mまで探したが、特に珍しい魚は見つからず。

   

 1本目も深かったので、2本目の深場ではあっという間に窒素がたまった。

一番厳しいMBレベル5に設定しているアラジンTEC PROによると、浮上まで22分必要とのこと。12mのところから、段階的に減圧指示だ。

  浮上途中に、水深30mぐらいでクダゴンベのペア発見。
長居はできないので、さっさと写真をとって、浮上再開。

   

 この魚は何かな?

   

 こいつは、普通のクマノミで、オレンジフィンではない。
これで、パプアニューギニアで見たクマノミは6種類目だ。

黒いのは、ミツボシクロスズメダイ。

   

 12m、9m、6m、3mと段階的に減圧。
リーフトップが3m前後なので、減圧しやすい。
うねりはちょっとあったけど、流れが無くて穏やかな状況。

俺っちは、3mでアンカーロープに掴まって15分じっとしていた。
その間、根の上を動き回ってもかまわないのだが、減圧中は水深をピッタリ規定値に保つのが理想なので、動き回らずアンカーにつかまって体を水平に保ってじっとしていた。

リーフトップの珊瑚は見事だった。


   

 俺っちは、ダイコンは予備(補助)でスントのモスキートももって潜っているのだが、モスキート君は水深3mなのに0m表示になってロックしてしまった。
最近調子悪いと思っていたのだが、遂に壊れてしまった。
最初は日付がリセットされだして、最後は水深が正しく測れなくなって、壊れたのだ。
これでTUSAのIQ-700についで壊れたのは2台目だ。
なんだかんだ言って、ダイコンは結構壊れるので、やっぱり2個もって潜るのがベターだな。

次は予備に何買おうかな?

   

 ダイコンの減圧が終わってから、根の上で魚ウォッチング再開。
テーブル珊瑚が見事。

   

 メレンゲウミウシ。
俺っちは、ウミウシは興味なしなのだが・・・。

   

 水深3mのリーフトップの珊瑚はこんな感じ。
透明度がイマイチなのが残念だ。

   

海が青くないんだよなぁ・・・。
珊瑚は凄いんだけど。
   

 奥に見えるのがアンカーライン。
あの根本で水深4mぐらいだ。

   
  珊瑚、珊瑚、珊瑚!
   
 リーフトップは狭くて、垂直に深場に壁が落ちていく素晴らしいポイントだった。
   
 結局、窒素を十分抜くために、俺っちは最後にエグジット。
   
 またしても島に入って、木陰で休息。
そうしていると、現地の人がカヌーで川を上ってきた。

こんな細いカヌーで移動している人や、釣りをしている人がいっぱい居た。

観光用の見せ物ではなくて、本当の生活風景なのだ。
こんなのを見ると、秘境って感じだな。
   
  現地の子供が先行く両親のカヌーを追いかけていた。
   
☆潜水データ
最大水深;
47.9m
平均水深;13.6m
潜水時間;57分
透視度;20m
水温;29.2℃
海況;うねりあり

おまけ
UWATECのALADIN TEC PROのマイクロバブル(MB)レベル5設定で潜って、ダイコンの多段階減圧指示を守って浮上すると、普通のダイコンで緑から黄色の最初のバー表示ぐらいの窒素レベルでエグジットすることができる。
  今回は浮上まで22分の指示だったが、普通のダイコンのDECO表示という意味ではもっと短くなるのだ。

今回のプロフィールでは、12mから多段階で減圧しているのがよくわかる。

 

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