Archive for 1月 24th, 2013

オーシャニックのVT4解説その1

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【ハチマキダテハゼ @ シミランダイビング】

せっかく英語のマニュアルを読破したので、購入を考えている人のために、マニュアルに書かれていた機能の要点をここで紹介しておこうと思う。
ただし、マニュアルの誤解釈もあるかもしれないので、あくまで参考程度に・・・。
間違っていても責任持ちません。
というか、日本に売っていないVT4をわざわざ買おうと思う人は、かなりのダイコンマニアのはずなので、英語のマニュアルをちゃんと読む人だと思うけどね。

◎ アルゴリズム切り替えについて
VT4は体内窒素残留量を計算するアルゴリズムを2つ持っていて、ユーザー側で選択が可能。
ただし、ダイビング終了後24時間は別のアルゴリズムに切り替えが出来ない。
計算アルゴリズムは以下の2通り。
 DSAT;オーシャニックのダイコンにこれまで一般的に採用されてきたアルゴリズム。暖かい海で、リゾートダイバーが旅行の短期間に反復潜水するのに適したアルゴリズム。比較的浅い水深で緩めのアルゴリズム

 Z+;UWATECとかのダイコンで使われているアルゴリズムに近い。冷たい海や、ディープな減圧ダイビングを一定間隔をあけてする、いわゆるテクニカルダイビングに適したアルゴリズム。DSATと比較して、ちょっと厳しめ。

と言うことは、DSATはVT3と同じということかな。まあ来週のサイパンでVT3とVT4とUWATECのGALILEOを持って海に入って、比較するのでわかるだろう。
ちなみに、VT3とGALILEOでは、水深15mぐらいの普通のレジャーダイビングでは、GALILEOの方が厳しい。
ただし、2本連続ディープダイビングする場合は、VT3の方が圧倒的に厳しい。GALILEOでDECO消えた後、VT3はDECOが20分とか・・・。 (;^ω^)

◎ダイビングコンピュータのロックについて
ある条件下で、ダイビングコンピュータは24時間使えなくなる。
以下の3つの条件のどれかに該当する場合、
1. 減圧指示を無視して、減圧指示水深より浅いところに5分以上いた場合
2. 減圧指示の水深が18mより深くなった場合
3. ダイコンが計算出来る最大水深(99.9m)を越えた場合

まあ、2と3は実際には無いだろう。
2のケースになるには、最低でもダブルタンクで潜らないと無理。
シングルタンクで減圧指示18mが出る場合は、きっとエアーが無くなっている。 (^^ゞ
ディープ好きな俺っちだが、さすがに99.9mなんてエアーで行く気は無い。
というか、エアーで99.9m行ったらたぶんそのまま帰って来れないだろう。 (^^ゞ
1は、パラオとかで潜っていると、ダイコンの減圧指示の意味がわからずエグジットするダイバーを何度か見かけたことあるので、1に関してはバカなダイバーはあるだろう。
 

今日の、VT4解説はこのへんでお終い。
明日以降、続編もありますよ。

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